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Claude Code — 2026.07.05

AI同士が会話して進める — aiterm-mcpが握る対話型ターミナル

2026.07.05 ·クオ ·約4分で読めます
AI同士が会話して進める — aiterm-mcpが握る対話型ターミナル

aiterm-mcp は、自宅サーバをいじる手間を消すために作った。Claude Code から一つずつコマンドを打つと、サーバへの接続がそのたびに切れて、つなぎ直すたびに認証をやり直すことになる。つなぎっぱなしの一本を握れれば、それが要らなくなる。そのための道具だ

今この道具をいちばん使っているのは、Claude に別の AI——Codex や Grok や Composer——を動かしてもらうときだ。相手が動いているところを Claude が読んで、その場で次を伝える。それを繰り返して、一つの作業を一緒に進めていく。

Claude が握る1本の端末の中で Codex を起動し、画面を読んでは次を送る。この読む↔送るの往復が会話。Grok・Composer も同じやり方で起動できる
Claude が握る1本の端末の中で Codex を起動し、画面を読んでは次を送る。この読む↔送るの往復が会話。Grok・Composer も同じやり方で起動できる

どう動くか

古いテストを新しい形式に書き直す作業を、Codex に任せるとする。Claude は自分の握っている端末の中に Codex を立ち上げて、最初の用件を渡す。Codex はそこで動き出す。Claude はその画面を読んで、進み具合を見る。途中で Codex が別のところを壊していたら、「そっちも直して」とその場で送る。相手が走っている最中に、隣で口を出せる。

codex_agent(session_name: "codex1", cwd: "/repo",
            prompt: "古いテストを新しい形式に書き直して")
   → Codex が端末 "codex1" の中で動き始める
pty_read("codex1")                  → いま何をしているかを読む
pty_send("codex1", "壊した読み込みも直して")
   → 走っている途中で次を伝える

やっていることは単純だ。相手の画面を読んで、次の一手を打ち込む。それを何度か繰り返す。画面は、要る分だけ削って読む。長い出力で Claude の側が埋まってしまわないようにするためだ。人が誰かに仕事を頼んで、横で様子を見ながら「ここはこうして」と言う。それと同じことを Claude がやっている。

同じ一本の端末で全部やる

aiterm-mcp の中身は、Claude が握りっぱなしにする端末が一つあるだけだ。サーバにつなぐときも、この会話で相手の AI を立ち上げるときも、その一つの端末の中で起きている。

サーバに入るのも、コンテナ(アプリを一つの箱に閉じ込めたもの)に入るのも、相手の AI を立ち上げるのも、Claude から見れば「同じ一本の端末に文字を送る」ことになる。つなぐ先が何であっても、扱いは同じだ。端末を開く、文字を送る、返事を読む。数えるほどの道具で全部まかなえる。

立ち上げたふりをさせない

相手の AI を立ち上げる前に、確かめることがある。指定した作業場所が本当にあるか。動かし方の指定が正しいか。相手の道具がその機械に入っているか。どれか一つでも欠けていたら、そこで止めて、はっきり知らせる。

ここを省くと厄介なことになる。たとえば作業場所の指定を間違えても、端末の中では黙って通ってしまい、「立ち上がったつもり」のまま先へ進む。動いていないのに、動いたことになる。だから立ち上げる前に確かめて、揃っていなければ進めない。

この確かめる土台は、外部の AI にも独立で見てもらって詰めた。自分の作った道具を、自分だけで正しいと決めない。

人が張り付かなくていい

この会話は Claude の側から動かしている。だから人が端末の前に座っていなくても進む。決まった時刻に自動で走らせる仕組みの中でも、納品前の自動チェック(CI)の途中でも、同じように相手の AI を立ち上げて動かせる。

一つの作業を複数の AI に振り分けて、自分は全体を見る。その進め方を、人が端末を一つずつつなぎ変えなくてもできる。

aiterm-mcp の立ち位置

最近は、先に立つ AI が別の AI に手伝わせる形が増えてきた。機械的な書き直しを一方に任せ、一括の編集をもう一方に走らせて、自分は結果を見る。手伝う側の AI は、どれももう端末の中で動いている。aiterm-mcp は、その端末を Claude から直に握れる道具にして、手伝わせ方を端末越しの会話にした。

俺が毎日この道具でやっているのはこれだ。Claude に、Codex や Grok や Composer と会話をさせて、一緒に仕事を進める。

aiterm-mcpAIが握る1本の永続ターミナル。その中でCodex・Grok・Composerを起動して会話しながら操る、tmuxベースのstdio MCPサーバ。GitHub